第二章・1 -憂鬱な目覚め-
2026-06-08
淡い陽に照らされて少しずつ意識が覚醒し始める。 穏やかな光に包まれながらそっと目を開けると、そこは木造の天井だった。それに気がついて数度瞬きをすると、次の瞬間には左肩に鈍い痛みが奔る。 「・・・ぅ・・・」 なるべ […]
第一章・8-魔神との邂逅-
2026-06-08
たどり着いた先は、かつて魔王と聖王だけが踏破したであろう、巨大な回廊であった。半永久機関でもって鳴動するように不気味に赤く点滅する床や壁。見たこともない奇怪な装置。細かに施された彫像の数々。 そして、アビスの瘴気を […]
第一章・7-深淵への誘い-
2026-06-08
「・・・シャール様!・・・ゴン君が見つかったんですね」 一端待ち合わせの場所に戻っていたトーマスは、上の階層から小さな少年を抱き抱えて降りてきたシャールを確認して立ち上がった。 「あぁ。やはり上の階で見過ごしていた […]
第一章・6-指輪と少年-
2026-06-08
今より六百年を数える昔から三百年の年月を数えるまで、その地は世界の恐怖の中心であった。 約六百年前、死蝕の中ただ一人生まれたその子供は偉大なる生命として祝福された。だがその子供は死に魅入られて魔王となり、異世界アビ […]
