宵闇の国、月下の騎士団
2026-06-10
しんしんと雪の降り積もる雪原は踏みしめられた足跡を即座に白く上塗りしていき、重苦しく灰色に染め上げられた空からは今が日中だとは思えぬほどに、ちっとも光が漏れてこない。 ロアーヌ北方の関所を抜けてから数日。 本行軍演 […]
第六章・2 -ヤーマスでの作戦-
2026-06-09
光の届かぬ無限に続くようにも思える深い深い闇の底で、何かがずるり、と蠢く気配があった。 その気配は、複数。それらの気配は其々が、まるで長き眠りから覚めたばかりのように緩慢な動きで起き上がる。 ふと、その場に炎が灯る。そ […]
