第六章・8 -ドフォーレ商会-
2026-06-09
ピドナ商業地区の朝は早い。いや、朝というには如何せん早すぎる暁の時分から、商業地区は既に動き始めている。 特に港に早朝の船が着くあたりには、空が明るむ前から御構い無しに活発に通りを行く人たちで溢れる。トーマスはその […]
第六章・7 -救援と成敗-
2026-06-09
既に密林での異変を察知していたメッサーナ王国海洋警備拠点であるエデッサ砦を中継して、密林地域北部から上陸した妖精族救助隊一行。彼らが密林探索に突入してから現時点で、凡そ二日程が経っていた。 この時点でカタリナが切り […]
第六章・6 -サラと少年-
2026-06-09
朝日が浅い角度から差し込むヤーマスの町宿の一室にて。その日の目覚めは彼のこれまで生きてきた中で歴代堂々一位であろうと確信できるほどに、最悪だった。 どんな目覚ましよりも強烈な衝撃に脳髄が直接揺さぶられ、ポールは絞り […]
第六章・5 -月明かりの下で-
2026-06-09
ロアーヌ軍制圧下の出城にて行われたロアーヌ侯爵ミカエルと神王教団教長ティベリウスの会談は、それまでの両軍が相見えた戦の数と規模からすれば驚くほど静かに、そして呆気なく終わった。 この会談により、両軍間にて不可侵条約 […]
第六章・4 -家出少女の考察-
2026-06-09
「あら、キャンディさん。こちらにいらっしゃるなんて珍しいですね?」 まるで何かを気にするようにきょろきょろと周囲を忙しなく確認しながら挙動不審気味に廊下を歩いてきたキャンディに、ミューズはいつも通り柔らかい口調で声 […]
