序章3-アビスとの対峙-
2026-06-08
宮廷内の空気が一変したのは、更にあくる日の夕刻頃であった。 普段は気品に包まれた宮廷内が、戦場に漂う殺伐とした空気に包まれる。地下牢にまで聞こえてくる行軍の地響きと高らかな勝ち鬨に、カタリナは自らが動く時が来たこと […]
序章2-地下牢の元盗賊-
2026-06-08
まずカタリナはモニカの替え玉を用意することにした。 とはいえ残念ながら、この城の中にはミカエルの影はいてもモニカの影はいない。なので、仕方なく城仕えの侍女の中から金髪ロングヘアのものをピックアップしてモニカの寝巻き […]
序章1-忍び寄る悪意-
2026-06-08
昼間から崩れ始めた天候は大方の予想通り、夕刻前には天を覆い尽くさんというほどの黒い雷雲が犇き、時折雷光を放つほどになっていた。 とはいえ、霊峰タフターンを南東に臨むこのロアーヌの地は特に死蝕以降は天候の差異が激しい […]
序章 -プロローグ-
2026-06-08
『死蝕』 三百年に一度、死の星が太陽を覆い隠すその時、すべての新しい生命が失われる。人も獣も草花も、魔物でさえも、その運命を逃れることは出来ない だが、ある時一人の赤ん坊が生き残った 死に魅入られ死の定めを負ったその […]
