RS3妄想本編
第十章・4 -ツヴァイクトーナメント-

  「ざッけんじゃないわよ!!」  ニス塗りで丁寧に磨き上げられた分厚い木製カウンターを、あわや割ってしまうのではないかという勢いで振り下ろされた、固い握り拳。そして、ドゴンッという重苦しい衝撃音。からの、エレンの怒号。 […]

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第十章・幕間 -少年の独白-

   ピドナからツヴァイクへと向かう船の後部甲板で少年は一人、荒々しく波打つヨルド海の水面をじっと見つめていた。 「サラ・・・」  呟けど、その声はサラに届くはずはなく、波の合間に消えてゆく。 少年は、まるで自分自身が波 […]

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第十章・1 -三百年の平和-

   聖王歴三百十七年、赤火の月。 歴史上二度目となった四魔貴族と人類の戦いはここに決し、世界からアビスの脅威は去った。 この事が世界中に伝わるのに大した時間が掛かることはなく、きっと一ヶ月ほどもすれば世界中が喜びに満ち […]

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第九章・9 -宿命の子-

   荒れ狂う大気のように、あらゆる方面から襲い来る瘴気の暴風。 魔王殿地下全体を駆け回るその暴風は、触れるもの全てを一瞬のうちにアビスの瘴気に沈めんとしながら、足を踏み入れた愚かな来訪者を出迎えている。 その馬鹿げた量 […]

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第八章・7 -竜との野営-

   思い返せば、空を飛ぶのは人生で二度目だな、などと、ふと思う。 一度目は、そう。南方は密林の奥にて、妖精族の長に招かれ妖精の里に向かう時に、フェアリーと共に風に乗って。 あの時に全身で感じた浮遊感は、きっとこの先何年 […]

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