第五章・11 -砂漠を越えて-
2026-06-09
港町特有の潮の香りが北に広がるトリオール海から風に運ばれてきたかと思えば、一方ですぐ南東には来るもの全てを死に至らしめんとするかのような広大なる灼熱のナジュ砂漠が広がる。その間の北東を仰げば雄々しきエルブールの山嶺 […]
第五章・10 -ピドナ支部の崩壊-
2026-06-09
近年の治安悪化が世界各国で急速に叫ばれている昨今、世界で最も安全だと言われる王都ピドナの邸宅地区を突如として襲った未曾有の騒動から数日が経ったが、未だこの事件の残した爪痕は現地に生々しく刻まれており、その熱はこのピ […]
第五章・9 -待ち望んだ再会-
2026-06-09
「・・・おい、一体どこに向かっている!?」 やや焦りの見え隠れする声が車内から飛んだ。 馬車に備え付けられた小さな窓の外に流れる景色が普段と違う事に気がついて車内の男が慌てて御者に声を掛けたのは、教団支部がある邸宅 […]
第五章・8 -待ち伏せ-
2026-06-09
カタリナ・カンパニーが独占契約を結ぶツヴァイクビールのエール酒を乾杯酒に迎え、ピドナホテル内で催された懇親会は実に華やかな様子で経過していった。 ここでカタリナとトーマスは王宮近衛軍団の副団長マルセロから提言を受け […]
第五章・7 -決算報告会-
2026-06-09
「これはこれはカタリナ社長。ご機嫌麗しゅう」「・・・どうも」 不本意ながらも最早若干着慣れた感のあるタイトなスーツに身を包んだカタリナがボーイに案内されるままにホテルの一室にはいると、中で待っていたフルブライト二十 […]
