第六章・11 -ドン・ドフォーレの誤算-
2026-06-09
鼻息も荒いままに全体重をかけて勢いよくソファに座り込んだキャンディは、両者の間でおろおろしているばかりのギルド管理員に対して自分も飲み物を催促した。頼んだものは、砂糖をたっぷり溶かしたトロピカルティーだ。 そして矢 […]
第六章・10 -家出娘、啖呵を切る-
2026-06-09
「ハリード!?」「よう、無事だったようだな」 物々しい装備に身を包んだ衛兵に通されてやってきた浅黒い肌の傭兵を見たカタリナが思わず驚きの声をあげると、ハリードは場の緊迫感に似合わず陽気な様子で片手を上げた。 突然の […]
第六章・8 -ドフォーレ商会-
2026-06-09
ピドナ商業地区の朝は早い。いや、朝というには如何せん早すぎる暁の時分から、商業地区は既に動き始めている。 特に港に早朝の船が着くあたりには、空が明るむ前から御構い無しに活発に通りを行く人たちで溢れる。トーマスはその […]
