第二章・7 -いけにえの洞窟-
2026-06-08
夜間の山中では幸いにして、魔物に道を阻まれることはなかった。 土地勘に優れるポールが駆け抜ける道は多少荒っぽいながらも、かなりの近道だったのだろう。二人は翌日の昼すぎには、町へとたどり着いた。 船旅直後で不眠の強行 […]
第二章・6 -生贄の噂-
2026-06-08
その夜以降、カタリナは船の中でポールとゆっくり話す機会は殆どなかった。船上でたまに見かけても、すっかり見張り付きとなってしまったポールはあくせくと仕事をこなしているだけだったからだ。 カタリナはあの夜は殆ど眠れずに […]
第二章・5 -モニカの婚約-
2026-06-08
「モニカ様が結婚ですって!!??」 ポールの口から出てきたその驚愕の話題に、カタリナはまず絶句した。次いで思わずポールの襟首をつかみ上げて席から立ち上がりつつ、絶叫した。一瞬にして周囲の食事客たちの視線がカタリナと […]
第二章・4 -北へ-
2026-06-08
「カタリナ様ー、お弁当お弁当!」「あ、サラありがとう。トーマスは?」 玄関で最終的な旅支度を整えたカタリナは、駆け寄ってきたサラからサンドイッチの入った包みを受け取りながら辺りをきょろきょろと見回した。 「トムはさ […]
第二章・3 -世界一の商会-
2026-06-08
一週間ほども療養していたら、驚くべきことにすっかりカタリナの怪我はふさがってしまっていた。 ブォン、と庭で太めの木刀を使い軽く素振りをするカタリナ。その剣筋は体が鈍っているため本調子でこそないものの、体に違和感は何 […]
