第一章・2-思わぬ再会-
2026-06-08
驚きを隠せない城の者たちに急な別れを告げて一人ロアーヌ宮廷を出たカタリナは、ミカエルの言を受けてすぐさまロアーヌを離れた。 町で馬車を借り、彼女が向かうは西の隣町であるミュルス。 ミュルスは西の水平の向こうにメッサ […]
第一章・1-旅立ち-
2026-06-08
それから幾日かがたつ間、カタリナはこれまた事務処理のお手伝いに終始していた。 その日も同じく仕事をこなしていたカタリナは日も落ちたころに、ここ最近にはなかった静かな夜を求めて中庭に下りてきていた。 ここ数日はなれな […]
第一章 -魔神との邂逅-
2026-06-08
あらすじ ゴドウィン男爵の謀反を見事征伐したロアーヌ侯ミカエルと、黒幕たるアビスの魔物を斬り捨てた騎士カタリナ。また単身勇気ある行動を示したモニカ姫と、それに集まった5人の勇士達。彼らの活躍で事件は事なきを得、全ては […]
序章4-集いし八人-
2026-06-08
謁見の間に駆けつけたミカエルとハリードは、扉の中から放たれた赤い閃光に思わず目を覆った。視界が機能しない中で彼らが最初に聞いたのは、グシャッ、という鈍い音だった。謁見の間の中央に響いたそれは、飛び散った肉片が地面に […]
序章3-アビスとの対峙-
2026-06-08
宮廷内の空気が一変したのは、更にあくる日の夕刻頃であった。 普段は気品に包まれた宮廷内が、戦場に漂う殺伐とした空気に包まれる。地下牢にまで聞こえてくる行軍の地響きと高らかな勝ち鬨に、カタリナは自らが動く時が来たこと […]
